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2006年8月14日 (月)

お父さん、お母さんありがとう

昨日は父のお墓参りに行ってきました。

父の実家とお骨を分けて、実家にはお墓があったのですが、うちの分は長野の霧ケ峰高原という所に預けていました。
一昨年ようやくうちのお墓が完成し、父は愛する妻と顔を見ないまま亡くなってしまった娘(私)が住む町に戻ってきたのです。

お墓に水をかけてふき、母と私は手を合わせました。
そして「母娘元気に暮らしております。今後も私たち2人をお守りください」と語りかけました。

私は父がどんな人だったか、話でしか聞いたことがない。私の性格と顔はお父さん似だそうだ。色が白く、物静かな人だったらしい。
生前の父を知っている人の話によると貴公子と呼ばれていたそうだ。
結婚生活は短かったが、母を大事にしてくれた。
死ぬ直前まで、生まれてくる子供の名前をいろいろ考えていた。
母が妊娠9ヶ月のとき、父は急死した。
朝は普通に「行ってきます」と言って出勤した。
帰宅後、具合が悪いと言って、寝室にはいり、しばらくするとゴォーゴォーという大きなイビキが聞こえてきた。母が寝室に行くと、変わり果てた姿に驚いて、救急車を呼んだ。
救急隊員の努力も空しく、父は旅立っていった。

母が悩んでいる時、たまに父が夢の中に現われるそうだ。でも、一言もしゃべらないという。

いつだったか母と二人で「抱かれたい芸能人」というテレビ番組の企画を見ながら、私はこう尋ねた。

「お母さんはあの中で抱かれたい人はいる?」

「坂口憲二かな(笑)。でもね、一番抱かれたいのはやっぱりお父さんだよ」

母のその言葉に胸の奥がツンとした。

結婚生活が長くなると亭主は家の中で邪魔者扱いされるなんていいます。
しかし、母はそんな経験も味あわず、父の素敵な姿だけが記憶に残っているそうです。

お父さん、お母さん、私をこの世に産んでくれてありがとう。


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