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2008年1月10日 (木)

うちの変わったペット

うちには、ペットがいます。

エサをあげる心配もなければ、トイレのしつけをする心配もいりません。

ただ、好きなときにうちに来て、動き回って帰ってゆきます。

天井から音がするのが多いのですが、いつだったか枕元で、小早い音がしたかと思ったら、頬に風を感じました。

電気をつけると音がしなくなりました。

しばらく耳を済ませていると、父の残した6畳間の4分の一を占めるステレオの裏から、コロコロッと音がしました。

その正体はネズミです。

音からして子だと思います。

家のどこから入って、どこから抜けてゆくのか全くわかりません。

「あけましておめでチュウ!」

昨日、今年に入って初めて天井から快活そうなネズミの駆け回る音がしました。

過去に何度か捕ったことがあります。

ネズミの進入口が家の電気ブレーカーの裏側だと知ったときです。

たまたまあったサツマイモのてんぷらをえさにかごのネズミ捕りを夜、仕掛けました。

布団に入ってからも、意識は台所へ集中してます。

翌朝5時くらいに目が覚めました。

ガタガタガタ・・・。

行ってみると大人のネズミが引っかかっていました。

母によると、亡くなった父は、虫を殺すこともできない人で、ネズミが引っかかっても、林に行って逃がしてやってたそうです。

ネズミの動きを見ているうちに私も可愛くなってきました。

殺してしまうという母を振り切って、私はしばらく飼いたいと言い張りました。

「害獣だけど、なんてかわいいんだろう・・・」

家の庭の日陰に置かれたネズミを私は5分おきくらいに見に行くようになりました。

しかし、ネズミとの生活も長くは続きませんでした。

一日目の夕方には、ピンク色の鼻が、赤味を増してきました。

次の日には、動きが衰えてゆき、ついに死んでしまいました。

それからも、うちにネズミが出るたび、気持ち悪いという母の反対を押し切って可愛がりました。

洗面所の穴から顔を出した2センチくらいの子ネズミを、缶におびき寄せました。

子ネズミはひっきりなしに鼻を動かし躊躇している様子。

3分の2くらい身を乗り出すとそのままスコンッ。

私は、折ったパスタの先にはちみつをつけてやると、身体の大きさに合わないくらい大きい音を立てて舐めだしました。

ペチャぺチャぺチャ。

よほどお腹がすいていたんだな。

その後もつついたり、缶に耳を当てました。

子ネズミは私の言うとことを聞き、素直に愛撫を受け入れてくれました。

しかし、母に見つかってから、庭に逃がしてやりました。

父が建ててくれた我が家は築27年。

今年も何匹かネズミがやってくるでしょう。

母にネズミの心境を代弁します。

「干支は鼠だよ。今年はやってきても見逃してチュウだい」

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