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2009年4月25日 (土)

考えさせられた事

今日はうちから1時間半ほどの距離にある村落へ行ってきました。
ボランティア活動の一環です。

相手は男性で身体にハンディを抱えていて、普段、外出が少なく、話し相手がほしいということでした。

小説を書くことが好きだといい、それで、職員がまず頭に浮かんだのが私だったそうです。

私は、ノートとペンは肌身離さず持ち歩いています。

読書はよくしてました(って過去形)。

公に文筆活動を始めてまだ4年。

だから、自分なんかでは、おこがましいのでは?と思ったのですが、事情を聞いて会うことを決めました。

1対1で会うのは、相手に誤解を与えてしまう可能性があるので、女性職員を交えた3人でお会いしました。

朝から肌寒い。どしゃ降り、風が強い。

これは、日頃の行いが悪いせいか?

カーブの多い道に入り、いくつかの山を越え、それでも四方はどこまでも山。
木々に覆われて陰になった道が、雨雲のせいで、さらに暗くなって怖さを感じました。
野生の動物たちが息を潜めている気配も感じます。
峠道を抜け、ようやくあたりが明るくなり、高台に入り、かわいい福祉施設がありました。

応接室に通され、男性が到着するのを待っていました。

女性職員がドアを開け、男性に入るように促す。

40代前半くらいの男性は、肩を揺らしながら歩いているが、視線は真っ直ぐ。しっかりした目をしています。

「こんにちは」

「こんにちは。初めまして」

「あの、結婚してますか」

「・・・してません。独身です」

開口一番の言葉にびっくりしました。

「どんな小説を書いているのですか?」

男性はさげてきたバックに目をやり、「もって来ました」と言いました。

「僕はほとんどが空想上のものです。フィクションだから真似されることはありませんね(笑)」

驚かされたのは、持ってきた原稿はすべて鉛筆で手書き。

私では普段、目が届かない繊細な部分を書いた作品が多かったです。

刑事ものなんかは、やっぱり、男性らしい視点。

しかし、私は原稿よりも、気になったことがありました。

村落だから、近くにお店がない。交通手段もない。村から外出する機会もほとんどないといいます。

参考にする書籍も取り寄せる。
原稿用紙の袋も少し茶色味がかっていました。

「(たかこさんが)住んでいるところは、都会ですね」

「家から5分以内にコンビニやスーパー、ドラッグストア、ホームセンターがあります。バイパス道路ができたおかげで、にぎやかになりました。アパートやマンションも増えました」

といっても、男性の住む場所よりはにぎやかですが、本物の都会の人に言わせれば、片田舎です。

「あの、インターネットをしたらどうですか。私もパソコンを始めてから世界が広がりました。共通の友人もできますし、公募先がのったホームページもありますよ・・・」

これらは男性に好意的に言った言葉。

でも、いまそのやりとりを思い出すと・・・
不謹慎な内容だったと反省します。

以前、このブログで、福祉タクシーのことについて書きました。

やはり、山間部で、身体にハンディを抱えて生活していくことがいかに大変で不便かということを実感しました。

交通手段がない。

バスも通ってない、駅からも遠い。外出する時は誰かの手を借りないといけない。

受けられる公共のサービスを知っているのでしょうか。地方自治体は、ちゃんと広報しているのでしょうか。村落の隅々まで・・・。

そんなことが、とても心配になりました。

そんなわけで、文筆活動よりも、男性の日常生活のほうが気がかりになりました。

行動範囲が広がれば、もっといい作品ができるかも・・・。

今日は、村落から、人から、聞えないはずの叫び声、訴えが胸に響いてきた日でした。

☆西尾アナ情報

スタジオ出演、新鮮ですね。

私は天地人のことについて知らないことが多かった。
同行した宮本アナも西尾くんの博学ぶりに感心していた様子ですね。

あのタイミングで歴コレ面白かったね。

たくさんおいしいものを食べて身長がさらに伸びそう。

織物のハートのブローチかわいかったです。

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コメント

この記事を読んで、私も考えさせられました。

国境、住環境、身体状態、精神状態・・・様々な縛りの中で、自由に生きられない人がいる・・・そして、私は何なんだ?という問い掛けです。

答えはありませんが、これでいいんだ、今がいいんだ、と下手に納得しない自分でいたいと思いました。

投稿: Hiro | 2009年4月26日 (日) 18時34分

自ら現地に出向いて、当人に会って考えさせられましたね。

物質的には恵まれていなくて不便な点も多いとハタからは感じますが、当人にとっては、それが当たり前のことで、これは不幸だとか、幸せだとか意識せず、ひたすら一瞬一瞬を生きている感じも受けました。

自分も、これから海外に行けるかわかりませんが、色んなハンディを抱えて、色んな環境で生活している人と接することで価値観とか人生観が変わってゆくのかなあ。

投稿: たかこ | 2009年4月27日 (月) 22時34分

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